カラフル。

アシスタントの人という可能性が高そうだ。

｢はーい｣

ボタンを押して応答すると、画面には見覚えのある姿が映し出された。

｢麗海先生、初めまして。私、アシスタントで入ることになったー…｣

ー…運命か、偶然か。

急いで玄関に向かって歩き出す。

こんな、画面越しに会っている時間が勿体なさすぎる。

鍵を開けて、玄関の扉を勢いよく開けた。

｢ー…わっ…｣

｢……どうも｣

｢え、え、この間の…！｣

彼女は混乱した様子で俺を見つめる。

｢ー…とりあえず、上がりなよ｣

君に話さないといけないことが沢山あるんだ。

君のせいで今まで知らない色に、魅せられてしまったんだから。