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「ありがとうございましたー」
家から歩いて5分のところにあるコンビニで、煙草と、酒と、カップラーメンをなん種類か買って出た。
風は少し冷たいが、照らす太陽はまだ暖かい。
「どうしようかなー…」
新連載を立ち上げない限り、漫画家として生きていくのはとても難しくなる。
これから先、漫画を描かずに生きていく方法も考えないといけないかもしれない。
…色が欲しかった。
俺の頭の中には、今白しかない。
そんな俺に、なんでもいいから、色がー…
そんなふうに考えていた時、ふと近所の公園の紅葉が目に止まった。
…紅い…
「…せっかくだし、紅葉でも見ながら酒でも飲むか」
公園の中には、綺麗な紅葉の下にベンチがあった。
あれに座って、いっぱい飲んでみよう。
そしたら、もしかしたらアイデアも浮かぶかもしれいない。
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