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03
『お疲れー。
昨日の話し考えてくれた??』
いきなりど直球で質問等された。
「はい…。
あのー…先輩はあたしなんかでいいんですか??」
先輩は少し困った顔をしながら癖でもある左手で耳をぽりぽりってしながら…
『なんで大野はさぁ、そんなに自分に自信がないわけ??
自分が思ってる以上にかわいいよ!?
卒業ぎりぎりまで言わなかったのは、振られたときに一緒に部活するのが辛かったからだよ。』
「え??可愛いなんて初めて言われましたよΣ(・ω・ノ)ノ
てか、先輩のこと振る人なんているんですか??」
先輩はにこやかに…
『それはオッケーってことでいいんかな??』
「へ??えっ…??
……………
あたしでよければ…。」
『ヨッシャー(≧∇≦)b』
って可愛くガッツポーズをする先輩を見ながらまだその状況が信じられないでいた。
その日初めて先輩と一緒に帰った。
初めて先輩と帰る道はなんか不思議な感じだった。
見慣れてる道なのに違うところみたいな。
あたしは学校まで徒歩で通ってた。
学校
↓徒歩20分
あたしの家
↓自転車20分
先輩の家
こんな感じの距離感。
先輩とお話ししながら帰る時間はあっという間だった。
何を話してたか覚えてないくらいの世間話をしてたような気がする。
先輩は明日携帯を買ってもらえる約束になってるって話してた。
それを聞いてあたしも携帯がすごく欲しくなった。
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