第4話 妖精

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「終わったわ、今は寝ているよ」 「よかったぁ・・・ありがとう。」 てかこの人もひどい怪我なのにどうして。 私は人間用の手当てキットを棚から出した 手を包帯で巻いていく 「いてっ・・・」 「よし、じゃあ聞きたいことが沢山あるから聞いてもいい?」 「ああ」 「この怪我は何なの?あの子大分苦しんでたじゃない」 「あいつは俺のパートナーだ。いつもそばにいて旅の友達だ」 ほぉ?とを続けてもらう 「今日城に用があって向かってたんだけど。やっかいな奴に出くわしたんだ」 やっかいな奴とは? 「キマイラだよ。あいつら強いしめんどくせぇし」 「火のね。あの子たちは言うこと聞かないもんね~」 「それで襲いかかってきてよ、倒そうと思ったら3体も出てきて」 「それで水をつかえる彼女かあなたを守ろうとしたのね。分かったわ」 けどあの子ほどの魔力があったなら倒せたはずなんだけど まぁいっか、起きたら聞こう 「言い忘れてた。俺の名前はジークレインだ!ジークって呼ばれてる」 「私はライカ」 「もしかして・・・この前イムリーといた女か?」 「多分そう。なんで知ってんの?」 「この前覗き見してたからな」 覗き見って、じゃあこの人も王族なの? 「俺は王族じゃないけどイムリーの友人で貴族寄りだな」 「ふぅ~ん。」
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