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「終わったわ、今は寝ているよ」
「よかったぁ・・・ありがとう。」
てかこの人もひどい怪我なのにどうして。
私は人間用の手当てキットを棚から出した
手を包帯で巻いていく
「いてっ・・・」
「よし、じゃあ聞きたいことが沢山あるから聞いてもいい?」
「ああ」
「この怪我は何なの?あの子大分苦しんでたじゃない」
「あいつは俺のパートナーだ。いつもそばにいて旅の友達だ」
ほぉ?とを続けてもらう
「今日城に用があって向かってたんだけど。やっかいな奴に出くわしたんだ」
やっかいな奴とは?
「キマイラだよ。あいつら強いしめんどくせぇし」
「火のね。あの子たちは言うこと聞かないもんね~」
「それで襲いかかってきてよ、倒そうと思ったら3体も出てきて」
「それで水をつかえる彼女かあなたを守ろうとしたのね。分かったわ」
けどあの子ほどの魔力があったなら倒せたはずなんだけど
まぁいっか、起きたら聞こう
「言い忘れてた。俺の名前はジークレインだ!ジークって呼ばれてる」
「私はライカ」
「もしかして・・・この前イムリーといた女か?」
「多分そう。なんで知ってんの?」
「この前覗き見してたからな」
覗き見って、じゃあこの人も王族なの?
「俺は王族じゃないけどイムリーの友人で貴族寄りだな」
「ふぅ~ん。」
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