57人が本棚に入れています
本棚に追加
第1話 殿下と町娘
「ライカー!こっちも頼めるかしら?」
「はいはーい!」
私の名前はライカ。お父さんがカメラ好きでこの名前になったらしいけど私は好きだ
今年でもう19歳になる
ベロボーグ王国に住む普通の民です
「今日王様たちが隣国の方たちと食事会らしいわよ~」
「ホント贅沢よねー」
そうだそうだ、贅沢だ。
私たちは助け合いながら生きている
けど彼達は違う。ただの怠け者で、私達を見下している最低野郎たちだ
「あー、考えないようにしてたのに!私ももう19よ?」
別に暮らしに困ってるわけでないし、学校だってちゃんと卒業した。
カランカランと鐘がなった
ああ、お昼12時の鐘だとすぐわかった
お昼ごはんはお母さんが妹たちに作って言ってたし、私も買い物に行こう
お昼時は好いてるんだよねー
「おい!金を払え馬鹿者!」
何、泥棒?と振り向くと、フードの男が1人立っていた
最初のコメントを投稿しよう!