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第4話 妖精
城に来てしばらく経った
静かだなぁ
道行く人は全員頭がよさそうな人ばかり
セーワさんやロキさんはたまに遊びに来てくれるけど
「いったいいつ魔物が見れるのーー!」
私の声は城中響いたと思う
すると横の大きな木から誰かが落ちてきた
ひぃっと声をあげると、失礼だなと言い立ち上がった
「な、なんなの!?木から落ちると猿なの?」
「俺は人間だ、てかここの魔物使いしらねぇ?探してるんだけど」
「私・・・だけど。」
彼の背中から魔物反応が感じられた
私は急いで背後に回る
「この子フェアリーじゃない!でも怪我してる。あなたもその怪我なんなの?」
「俺はいいからウンディーネの怪我を治してくれ」
「この子は水の妖精・・・分かったわ。中に入れてちょうだい」
けどここまでのひどい傷、どこでいったい。
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