隣に…

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26 一颯が私の額から 手を離し 「熱はないみたいですね…」 この擽ったい感じは…何? 心の中が ザワザワしてるのは? まさか 目の前に居る一颯に…? 私は首を振った… 「どうしたんですか? 調子悪いですか?」 心配して顔を覗く 近い…よ 「ある意味…調子が 悪いみたい… …でも、蒼井くんに 悪いから、帰らないと…」 「俺は大丈夫ですよ? 今日は予定もないですし… 調子悪いなら ここで寝てください。 俺はリビング片付けて来ますね?」 「えっ? それなら…私も!」 いきなり起き上がったら クラッときて あれっ? ドサっ… ベッドの上に倒れた 「大丈夫ですか? 静さん? 俺1人で大丈夫ですから… 大人しく寝てていいですよ?」 そう言って 布団を私の身体にかけて 寝室から出て行ってしまう… 何をやってるんだか…私 一颯に迷惑かけてるし… 情けない… ………
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