隣に…

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29 私たちは… 駅からスーパーへ向かう 「蒼井くんは 何が食べたいの?」 「ガッツリ食べられるのが いいですね…」 ガッツリって? やはり男の子だから しっかり食べたいのかな… 「う~ん… 豚肉の生姜焼きはどう?」 「わぁ!イイですね! ご飯はずむんですよね~」 スーパーに着いて 必要なのを カゴへ… レジでお会計してから 一颯のアパートへと 向かった… 陽も既に 傾き始めていた 豚肉の生姜焼きの他に ポテトサラダと お味噌汁も作ることに キッチンに立つと 隣に一颯も 「私1人で 作るから蒼井くん やりたいこと やっててイイよ?」 「えっ?何か 手伝いたいですよ?」 「そう? …それなら蒼井くんは ポテサラ作ってもらおうかな…」 2人で担当決めて 作った 私は豚肉の生姜焼きと 大根のお味噌汁 (大根の他に油あげ、わかめも) 作ってる最中に 炊飯器のスイッチを入れた 2人で作ると やはり早い!! 夕飯まで… 少し時間があったけれど 「お腹空いたぁ…」と 一颯が言うので 食べ始めた 「いただきます!!」 一颯は一口食べると 「出来たては やっぱり旨いですよね? それと…1人で食べるより 2人の方がさらに旨い…」 「確かにそうだね… 賑やかになるね?」 「でしょ? それなら…俺と結婚します?」 あのね…一颯 そういう意味で言ってないよ私… ………
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