序文

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序文

 衝突合体、そんな言葉がこの世にはある。  調べると銀河系とアンドロメダ銀河の衝突合体だとか相互作用銀河だとかが出てくる。我らにとってそんなもの遠い未来の話だし、このあとの世代がどうこうするものであって今の我らができることはほとんどない。  話は変わるが原始の地球は一体どのようにしてできたのだろうか。その場にポンッとマジックの鳩のように生まれたわけではないのは重々承知のことであろう。ビッグバンがあり太陽が核融合によって生まれた。その核融合をしている途中で周りにあった細かい粒たちがぶつかり合いやがて大きな塊となった。それが地球が誕生したと言われる一説である。    ここで一つ疑問にあるのが細かい粒が集まってできる途中で地球は(いやその段階ではまだ地球とは呼べない大きさだろう)一度小惑星になったのではないだろうか?今のような惑星になるまでに絶対に一度はそれにならなければ『小惑星』なんていう言葉は生まれないだろう。  地球は元々塵だった、塊であった、巨大な岩であった、小惑星であった。そして惑星になり数々の歴史を積んで今の青い星になった。  さてここでもう一度話題を変えよう。小説を書いていく上で最も大切なのは何か。  キャラか?設定か?それとも構成か?勿論どれも正解であろう、決して間違いということはない。ではもっと簡単にしていこう、小説を書く根本にあるのは何だろうか?    この答えは絶対に一言では答えられない。何故か?一言では足らないからだ。けれど世の中は広い、それを一言で言える人間もいるだろう。エゴだの、名声だのと答える輩もいればただ単に面白ければそんなことどうだっていいと言う輩もいるだろう。  けれど私はあえてこう答える、小説を書くということは文字と言うちり芥で世界を創るということ、つまり新たな惑星を生み出すことだ。  私のこれはエゴと呼ばれるかもしれないが少なくとも私はこれから描く彼らをアストラルグラウンドという惑星の礎になる小惑星とする。例え彼らが大きなものに飲み込まれ存在が消えていったとしても彼らが残っていたという歴史が残る限り、そしてアストラルグラウンドという世界が在る限り彼らは在り続けるのだ。  そしてそれと同時にプレアデスたちは彼らを自身の足場として利用していくのだ。  
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