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遼太のパーカーの裾から梶谷は手を差し入れ、脇腹から上へと滑らせる。
手の平に引っ掛かった胸の突起を潰すかの様に指の腹を擦り合わせると、途端に遼太の腰が脚が、小刻みに震え始めた。
何時もは自分で弄っていて、遼太がそこでも感じることは、梶谷もちゃんと覚えていた。
「うん、うん、聞いてる。他には?そう、だな・・・・」
遼太が姉と話す為に、スマートフォンを当てている耳とは反対側のに、梶谷はかじり付く。
指ではそのまま乳首を摘まみながら、赤く色付くナンコツを、歯で舌で唇で好きなだけ味わった。
耳たぶの肉は薄いが、柔らかかった。
「もう、いいかな・・・?え?おれ?おれは・・・うん、気持ちよかったよ。何度もイッちゃった」
「・・・・・・」
腰に回されていた梶谷の腕がほどかれてももう、遼太は逃げ出そうとはしなかった。
ジーンズの、ボクサーショーツの内側へと潜り込んできた梶谷の手に掴まれ包み込まれて、そんなことはまるで、思い付けなくなっていた。
感じ易い先端を円くこねられて、遼太は堪え切れずにハァっとため息を漏らした。
それはごく小さかったので、電波を通じて江利奈には伝わらなかったらしい。
「・・・うん、それはホントに大丈夫だから。心配しないで。うん、じゃあもう、切るね。おやすみ。姉ちゃん」
通話を終えた遼太は梶谷の体を突き飛ばすどころか、逆にすがりついてきた。
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