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「イケよ。今度はおれが、おまえのを搾り取ってやるよ」
「あぁっっ!」
梶谷が言葉通り一際強く扱くと、それはあっさりと弾けた。
「さっき散ざん、イッただろ?若いなぁ・・・まだ足りてなかったのか?」
半ば驚き、半ば呆れて梶谷は言った。
手では、未だ萎え切らない遼太のを弄び続ける。
同じ男のを触っているのが、梶谷は自分でも信じられなかったが、遼太の反応についつい煽られる。
もっともっと乱して、グチャグチャにしてやりたいとまで思う。
必死で息を整えながら、遼太は答えた。
「航介さんの手、だから。航介さんに触られたら、おれ、何度でもイッちゃうよ・・・」
拗ねた様にそうつぶやき、自分の胸に顔を押し付けてくる遼太が、梶谷は可愛いと思った。
ハッキリと思った。
「何度でもイケよ。いくらでも触ってやる」
言った後で思い直し、梶谷は言い直した。
「・・・いや、おれがおまえに触りたいんだ。なぁ、いいだろ?遼太」
「航介さん・・・」
自分の名前を呼ぶ遼太の唇に、梶谷はキスを落とす。
今度は最初から拒まれなかった梶谷は、それを遼太の了解の印だと受け取った。
遼太の手を取り、無言でベッドへと引っ張って行く。
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