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枕を背もたれの代わりにし、上体を起こしている梶谷に遼太が跨っている。
基本、梶谷は何もしなくてもよかったが、遼太の細い腰を鷲掴みにして更に引き寄せたのは、自分自身の快楽の為だった。
遼太が飲み込み、包み込んでいる梶谷の下半身の箇所からは粘り湿った音が立ち上ってくる。
遼太の中を満たしたローションの滑りとみっしりとした側壁とは、ジワリジワリと梶谷を絶頂へと追い詰めていった。
こんな切羽詰まった感じならば、大歓迎だと、梶谷は思った。
前よりも後ろの方が締りがいいっていうのは全くのデマじゃないことを、梶谷は遼太と初めて寝た時に知った。
それ以後、遼太と寝る度ごとに何時もしみじみと感じる。
妻の江利奈には、チョット試してみよう。とは言い出せなかったことをこうして、弟の遼太とヤッている・・・・・・
我知らず、梶谷は嗤っていた。
見ればその遼太は、左手をベッドへとつき体重を支え、右手で自分のを扱いていた。
初めての時から遼太は、梶谷に触らせようとはしなかったし、梶谷も又、気持ち悪いとまでは思わないまでも、進んで触ろうとしなかった。
粘った水音は、遼太の手元からも聞こえてくる。
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