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瞳子 瞳子は、自分を守る戦いを放棄してしまった娘でした 以前は、学校で完全に孤立しながらも、苛めに対して負けなかったのは、家庭という居場所があると信じていたから しかしそこでも、瞳子を孤立させてしまった残酷な母親の言葉 母も瞳子を本気で責めたわけではなくとも、瞳子の心を凍てつかせるには十分な言葉 居場所と、心の拠りどころを無くした事で全てを投げ出し、自分すら見棄ててしまった瞳子 しかし、瞳子はアーリアスティに来たことで再び自分を取り戻せるのです 今までの、マイナスの自分を全く知らない人達 自らの世界を再構築できる場所 優しく受け入れてくれた人達の中で、2度と同じように孤立する事のないように、瞳子は頑張ろうとします それが初めはマーロン達の顔色をうかがい唯々諾々という、自分の意見を殺すような1面もありました 瞳子は異世界から来た、と差別の眼に晒されますが、そのくらい学校に行っていた時に比べたら大したことはない 苛めに耐えていた何年間は決して無駄ではなかった 愛された分、愛した 何に代えても守りたいという強い思いは、再び瞳子に戦う意思を思い出させました 守る相手が自分だけだった時は折れてしまった心     
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