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愛したい誰かが居れば、誰かを守りたいと思えれば、折れないで前に進める そしてそれが、新しい仲間を得ていける 瞳子はこれからもアーリアスティで、愛する者達と共に生きてゆきます リディス もう1人の主人公 過酷な運命と戦った王女です 魔法力を持たない魔法国のレクス継承者 どんな努力をしても、魔法至上の者達からは否定されるが、その立場から逃げることなく戦いぬいたのです 魔法の代わりに知識を、とマーロンの元で学び皆に認められようと必死に頑張ります 表面的には明るく振舞い人懐こい雰囲気を見せながら自分を鼓舞し続けていました それでも沸き上がる魔法力の無さに対するコンプレックス レクスにならなくてはならない重圧 ですがリディスは、心で寄り添い合える仲間達が持つ魔法の相性によって扱いの難しい希少な力を持ち、レクスの座に着きます この2人は、実は真逆の経緯をたどっています 家庭にも学校にも居場所を無くしていた瞳子 魔法力を持たないままレクスになれるのか、不安と恐怖の中に居たリディス 2人とも、現状から逃げ出したがっていました 瞳子は、新たな地で新たな自分となり生きていくしかしリディスはその場で、自身を認めてもらう努力をして、己の責務を受け入れたのです どちらも、決して楽な道ではなかった 諦めず、投げ出さず、仲間を信じて歩き続けた先で掴んだ居場所です
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