二度目のラブレター-2

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 私は拍子抜けしてしまった。けれども、まだ頭の中の整理はつかなかった。央寺くんに待っていてと言われ、明日美さんと計画の確認をするのを眺めながらも、ずっと首を傾げていた。  話が終わって別れ際、明日美さんは、 「そういえば、律、昨日手首痛めたって? 大丈夫なの?」  と央寺くんに聞いた。 「あぁ、今日病院行ったけど、たいしたことなかった」  ぶっきらぼうに返した央寺くん。明日美さんは、 「関谷が行ってたけど、椿坂の選手とシュートポイント勝負したんでしょ? 大人げないし無理したらダメよ?」  と、さすが元マネージャーらしく説教している。  ……手首を痛めた? シュートポイント勝負で? 「あと、姫野さん」 「はいっ」 「明日のバイトの時、いろいろお話しましょうね。いろいろ」 「……はい」 「いろいろと」と強調して、少し怖い笑顔を作る明日美さんは私の肩をポンと叩き、 「それじゃ、私こっちだから。バイバイ」  と手を振って表通りへと歩いていった。
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