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頭を悩ませ、オウルは冗談を言った。
「じゃあ、実演してみる? それっぽく。イメージは掴めると思うけど。そしたら何書いてあるかわかりやすいかも」
「そうね、いいわよ」
「いいんかい」
オウルは椅子の上でずっこけそうになった。
「どうやってやるの?」
「待てよオイ、貞操緩すぎんだろ。冗談だよ」
「は? 冗談?」
「なんでそんなにやる気満々なわけ? 普通そんなにすんなりノらないだろ」
「知らないことがあるのは気持ち悪いし」
「お前の方が気持ち悪いよ。知的好奇心がホラー過ぎるだろ」
オウルは頭をぽりぽり掻いた。カナリアと話していると、思いっきり調子を狂わされてしまう。
「あとさ、さっきのお前の話だと、試して本当に妊娠したら困るだろ」
「それもそうね」
カナリアは肩をすくめて言った。
「それに、あなたわたしの好みじゃないわ」
オウルは鼻で笑った。
「私もだよ」
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