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別に相手が警察だから殺しにかかろうとしている訳じゃない。
バレたら彼らだってある意味危うい。
組から追い出されたくらいのひどい連中の集まりだ。
その暴力団は無慈悲で有名。仲間割れは勿論、組を汚す部外者にも躊躇なく殺す。当時、暴力団の風上にも置けないと暴力団からも遠い目で見られていた連中だ。
彼らも分かってる。組に知れたら、自分の命も危ういと…
"俺らに歯向かうヤツは、たとえカタギの連中でも殺す"。だからこそ、らしからぬ行為ではあるが、ある意味好戦的と言えた。
廉「…そっちがその気なら、俺も…」
そして、廉。彼は、新米刑事。だが、所謂若気の至りで首を突っ込んだ訳じゃなかった。彼もまた、正義とは名ばかりで、犯罪者は皆殺しの精神を心得ていた。
理由は定かじゃないが、兎に角神無月廉と言う男は、この後…
「うっそやろ!?」
ヤクザも引くほどの好戦的な行動を取り…
廉「死ね」
冷徹な目付き。そこだけで身の毛もよだつ殺意が込められていた。
彼が所持してたのはマシンガン。詐欺師の言い分を聞かず、躊躇なく撃った。
辺りは血溜まり。
だが、彼は、、、
廉「フッ」
心なしか嬉しそうだった。
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