最終話 旅立ち

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「お前らとしても嬉しいだろ? まっさらな状態から再出発だぜ?俺は構わない、例の事件が迷宮入りになるからな」 綾子「やり直そう?」 健「そんなこと言われても…」 「確かにあの時彼女は死んだ。だが、今はこうして生きている。 お前が復讐にこれ以上手をかける理由はないはずだ…」 綾子「ねぇ健?」 優馬「俺は?」 「同じとこに行けばいい。それで解決だ、良いだろ?」 綾子「健、また一からやり直しましょう? 折角拾われた命、今までのことは全部忘れましょう? 何もなかった、私は殺されていないし、貴方は罪を犯していない。 まっさらな状態から一緒に生きましょうよ?ね?」 健「まっさら…か。 要するに、真っ白の状態ってわけだ… 俺の罪も、綾子の…死も」 「それだけじゃない、お前らの過去全てがリセットされる。 完全に一からのやり直しだ、白ってのはそう言うことだ」 健「でも出来るんですか?」 綾子「神様からは許可貰ったわ、貴方と優馬くん♪」 優馬「やったぜ♪」 健「…」
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