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電話の相手は健の知人。望月光(もちづきひかる)、警察にも知り合いがいる彼は、健の事情を把握していた。
優馬「お待たせ~
見つかった?」
健「ダメだ、ここまでしたのに名乗り出てきもしない…」
優馬「ま、ここまでしてるから名乗り出たくないんだろうけどね~」
健「はぁ?」
優馬「考えても見なよ、名乗り出たら罪を認めることになるんだよ?」
健「いや、それが目的だからな?
絶対に見つけ出す…」
優馬「そうそう、桐島って言ってたっけ?どこで見つけたの?」
健「アイツの知り合いを当たっただけだ。
幸い警察に繋がりがある知人がいたからな、アイツの前の職場だけでも知れて良かったわwww」
優馬「でも現れないってことは、ハズレか桐島って奴が捨てられたかどっちかだろ?」
健「元警察官だから慎重なだけだろ」
優馬「顔写真は無いのか?」
健「出ていくときに履歴書諸とも顔バレするのは全部持っていったんだってさ」
優馬「そんなヤバイやつ、何で警察は放っといてんだ?」
健「ま、バレたら警察面目丸つぶれってことだかはだろうな、もみ消した…そういうことだろ?」
優馬「で、どうする?桐島のやつ、そろそろ限界だぜ?
自殺でもされたら、もう終わりだ…」
健「警察が守りきれない何かが発覚すればもみ消しは通用しなくなるだろうな…」
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