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そっと見えたクローゼットの中はピンクや黒、真っ白なものもあったがやたら露出度の高いものばかりだった。
ぱっと見ただけだが5、6万はするブランドものの服が何着か見えた。
こんなアパートに住んでいるのにあまりにも不自然だ。
佳奈の趣味がよく分からない。
「先輩、寝巻きこれでいいですか?ちゃんとしたのってあんまり無くて」
「何でも大丈夫だよ。それより佳奈お風呂入ってきたら?」
「あぁ、それならさっき入ったので大丈夫です」
「えっ?」
さっきは仕事の帰りだったんじゃないの?
「不思議そうな顔してますね先輩」
くすくすっと笑うとからかったような口調で話す。
「別に」
後輩にからかわれて少しムッとする。
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