第10章 隣に居たいなんて

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「いえいえ。可愛いですよ」 「...」 嫌味としか思えないんだけど。 「先輩。実は今日就活しに行ってきたんですよ」 「就活...?」 帰ってきた時に思った疑問が突然返ってきて予想外の言葉に驚いた。 「はい。いつまでも先輩に負担ばかりかけられませんし」 そもそも佳奈がいきなり仕事を辞めたりしなければ負担もなにもないのだが...。 「それで?見つかったの?」 「はい。まだちゃんと決まった訳じゃないんですけど私が頷けば決まりそうです」 「へぇー。今度は何をするのよ?」 今日行っていきなり仕事が決まるなんて凄いじゃないか。 「気になりますか?」 「別に」 「本当に興味無さそうでムカつきますね...」 佳奈が不満そうに口を尖らせる。 「んー?じゃあどんな仕事なの?」 「まぁ良いですけど!グラビアアイドルですよ」 「へぇー意外」 「ってそれだけですか?」
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