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｢あんた、ちゃんと反省しなさいよ!!｣
そんな理由で責められたんじゃきまりが悪い。
｢すみません。つい、嬉しくて｣
佳奈はそう言うとクスクスと微笑む。
｢嬉しい...？｣
私の眉間にシワがよっていく。
｢だって怒ってるのに私を置いて帰ったりしなかったじゃないですか。先輩は私とのデートが台無しになったのが嫌だったんですよね？｣
｢そんなんじゃないわよ｣
ただ私はそっちから誘ったくせに好き勝手やった挙げ句放棄したのが許せなくて...。
てってあれ？
｢そうですよね...。先輩がそんな事私に思うわけないですよね...。先輩とのデートで寝てしまうなんて...もったいない事をしました。本当にすみませんでした｣
佳奈は気を落とした顔になると本当に申し訳なさそうに頭を下げた。
｢もういいわよ｣
こんな事で怒っているなんて何だか馬鹿らしくなってきた。
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