第1章 先輩キスして下さい。

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私は恐る恐る極限にまで顔を近づけていたその唇に... 触れた。 佳奈の唇は柔らかかった。 チュッというリップ音がして唇を離す。 唇を離して佳奈を見ると不満そうな表情をしていた。 「何ですか?そんなんキスって言わないですよ?」 そんな台詞を吐くと今度は強引に唇を押しつけて口をこじ開けると無理やり舌を入れてくる。 「はぁっ...んぁ」 思わず甘ったるい声が漏れ、恥ずかしさから頬が染まる。 薄らと目を開けると真っ直ぐに私を見ていた佳奈と目が合った。 「んぁぁっ..かなぁ///やめっ」 必死で離れようとするが更に強く押し付けられて離れられない。 胸に想像よりも大きく柔らかい感触がして顔を顰める。 私より背も低く華奢なのに悔しくてしょうがない。 こんな華奢な体の何処にこんな力があるのだろう? さっきも思った疑問が再び頭に浮かぶ。 背伸びしている佳奈はつらくなってきたのか私ごとベットに倒れ込んだ。
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