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「そんな顔しないで下さいよぉ。私これでも勇気ふり絞って告白したんですよ?」
「あんたが私の事色々知ってたのは?」
佳奈の言葉を遮って声を発した。
「あぁ、探偵に調べさせたんですよ。先輩のこと知りたくて」
当然のようにするっと答える。
「怖いな」
「酷いですねぇ、純粋な先輩への恋心ですよ」
溜息しか出てこない。
そんな事したって意味なんか無いのに本当に馬鹿としか言いようがない。
「じゃあ今日会ったのも?」
「いいえ、本当に今日会ったのはたまたまですよ。まぁバーで先輩を見かけてこっそりついてきたんですけどね」
「ふーん」
佳奈は前から思い込みが激しいところがあったがここまでだったとは。
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