第11章 先輩と家族

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そうだ。何も迷う事なんて無い。 私は光と結婚して幸せな家庭を持つ。 佳奈は私から解放されて自由に生きる。 夏目由佳やそれ以外でも。 あの子をちゃんと愛してくれる人はきっと沢山いる。 あの子が私にこだわりさえしなければあの子はいくらだって幸せになれる。 だからこれで当たっている筈だ。 迷う事なんて何も無い。 この道を進んで行けばいい。 きっと何十年後かには笑ってこの時の話が出来る日が来る。 だから...大丈夫。
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