第12章 気に入らない

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「ふーん。そんなに元気ならお粥なんか要らないわよね?」 そう言うと先輩は意地悪そうに微笑んだ。 「えっ!?いるいる!いります!とっても体調悪いです」 先輩の手料理を食べる事の出来るというチャンスに必死で反応する。 そんな私に先輩は楽しそうに笑っていた。 頭がぼーとして夢でも見ているようだ。 この時間が永遠に続けば良いのに...。 しがみついてでも手放したくない物があるというのは酷く不安で恐ろしくて、そしてなんと幸せな事だろうと思った。
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