第12章 気に入らない

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「そんなんで綺麗になるわけないでしょ////ばか!」 私は佳奈の手を振り払うと真っ直ぐに手を洗いに足を進める。 本当に...何なのよ。 あの子は...。 あんな顔するなんて... 「反則でしょ///」 はぁぁ 私は深い溜息をついてリビングに戻る。 「先輩!これとっても美味しいです♪」 「あぁ、そう」 さっさと服に着替えて1人目を輝かせて朝食を食べている佳奈にぶっきらぼうな返事をする。 買ってきただけなのだから美味しくて当たり前だ。 佳奈のさっきの出来事など全く気にしていない様子に少し腹が立つ。 「先輩、もしかしてちょっと怒ってます?」 そんな私の態度に機嫌を窺うように問いかける。 「そんな事無いけど?気の所為じゃないの?」 「すみませんでした。もうしないので許して下さい!!」 惚けた私に佳奈は頭を下げた。 やけに素直...。
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