第15章 彼女と彼女

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「すみません。すぐに準備しますね」 先輩の返事に慌てて準備を始める。 「いいよ。あとちょっとだし。昨日いちよう言ったんだけど多分覚えていないんじゃないかと思ってたから」 「すみません...」 「いえいえ」 先輩はそう返事をするとまたクスクスと笑う。 何だか先輩嬉しそう...? 「あの、先輩?」 「ん?」 「何かいい事でもあったんですか?」 「えっ?」 「何か嬉しそうというか…」 「へっ?そうだった...?/////」 少し頬を赤く染めた先輩が首を傾げて私はこくんと頷く。 どうやら無意識だったようだ。 気になる...。 じーー。 「何よ...?」 視線に気づいた先輩が少し邪険な顔をして首を傾げる。 怪しい...。 私が夢の世界に行っている間に先輩にとって大きな何かがあったのかもしれないと思うと気になって仕方がない。
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