第16章 甘い思い出

6/9
前へ
/251ページ
次へ
ドキッ 「せんぱっ/////」 あまりの近さに赤面してしまう。 「ん?」 そんな私に先輩はそのまま上目遣いで首を傾げた。 「っ//////////」 あまりの破壊力に言葉を発する事も出来なくなったのは言うまでもない。 あれだけ悩んでいたのにキャパを超えると頭が真っ白になるんだと知った。 「ん!全く...気を付けなさいよ」 そう言ってアイスクリームを拭き取った先輩が離れていく。 「あっありがとうございます.../////」 はっと我に返って再びアイスにかぶりついた先輩を眺める。 「いえいえ」 先輩はそう言って優しく微笑む。 可愛すぎる。 不意にこういう事をしてくるから油断できない。 全く...どれだけ魅了すれば気が済むというのか。 彼女になったんだなぁと今更ながらに実感する。 気を紛らわすように残りのアイスクリームにかぶりつく。 あまい。
/251ページ

最初のコメントを投稿しよう!

39人が本棚に入れています
本棚に追加