第2章 初デート

6/12

39人が本棚に入れています
本棚に追加
/251ページ
歳は私と同じくらいか少し年上だろうか? 何を言うわけでもなく私を見つめている。 と言ううか機嫌悪そう...? 1度目が合ってしまうと何だか逸らしにくい。 気まずい... 「あのぉ...すみません、私たちに付き合わせてしまって...」 それについては佳奈のせいなのだが、この人からしたら迷惑なことだろう。 「別に気にしていないわ」 私の言葉に初めて口を開いた。 綺麗... 見た目も美人だが声もすごく綺麗。 素っ気ない態度さえも魅力的な女性にうつった。 しかし、そんな言葉とは裏腹に不機嫌な様子は変わらない。 「あ、ありがとうございます」 私がお礼を言うと返事はなかった。 無愛想な態度も嫌味に感じさせなかった。 「先輩!また家に泊まりに来てくださいね」 「へっ?」 全く話を聞いていなかった為、いきなり呼ばれて驚く。
/251ページ

最初のコメントを投稿しよう!

39人が本棚に入れています
本棚に追加