第2章 初デート

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「分かったわよ」 結局断る口実が思いつかなかった私はOKをだした。 「そう言ってくれると思ってました」 佳奈はニコニコと微笑んでいる。 何だか佳奈のペースにのっている気がして嫌な気分だ。 「お待たせいたしました」 そんな私たちの元に注文していたオムライスとパスタが運ばれてきた。 店員に軽くお辞儀をするとオムライスを手に取った。 「松浦さん達は何か注文しないの?」 同じくパスタを手に取った光が尋ねた。 「私たちさっき注文したんでもうそろそろ来ると思いますんでお先にどうぞ」 どうやら私達と会う前に注文していたらしい。 「じゃあお言葉に甘えて」 光はそう言うとパスタを食べ始めた。 「いただきます」 私は両手を前で合わせるとオムライスを口に運んだ。 初めて頼んだオムライスは柔らかいがトロトロ具合いのかける微妙な味をしていた。 速く食べてさっさとここを出よう。 佳奈達とこれ以上一緒に居たくない。
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