第3章 お泊まり会

3/12

39人が本棚に入れています
本棚に追加
/251ページ
「ただ泊まりに来るだけじゃないですかぁ!何でそんなに嫌なんですか?」 「あんたが変なことするから!」 私がはっきりと言い切ると少しの沈黙が続く。 「じゃあじゃあ!私が先輩に変なことしないなら泊まりに来てくれます?」 諦めたのかと思ったのにそんな提案をしてくる。 「ありえない」 「約束したのにぃ」 「うっ」 確かに佳奈の作戦とはいえ1度了承してしまったのは事実だ。 でも... 「じゃあ、先輩の家に泊まらせてください」 「はっ?」 「それならいいですよね?」 「何言って」 「じゃあよろしくお願いしますね!今日の7時にそっち行くんで待っててください」 「ちょっと!佳奈!?」 反論するより早く電話は切られてしまった。
/251ページ

最初のコメントを投稿しよう!

39人が本棚に入れています
本棚に追加