第4章 アップル味の

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「何であんたがここに...!」 確かに佳奈は今朝私と一緒に家を出たはず。 鍵だってちゃんとかけたのに。 「大好きな先輩に会いに♪」 「どーやって入った!」 「合鍵で」 そう言うと私の目の前に可愛らしくリボンでアレンジされた鍵をぶらぶらとかかげる。 いつの間に... 「それ犯罪だから!!返しなさいよ」 「えぇー!せっかく作ったのにぃ」 佳奈はそう言うと口を尖らして拗ねたような表情を見せる。 「刑務所で暮らしたいの?」 「それは嫌ですけどぉ、じゃないと外で待たないといけなくなるじゃないですかぁ」 「待ってなくていいから!」 「じゃないと先輩に会えないじゃないですかぁ」 「会いに来なくていい」 「夜ご飯できてますよ♪先輩」 人の話を聞きなさいよ...
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