第一章 コンビニ

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「塩おにぎりお好きなんですか?」 いつも行くコンビニでいつもお昼の塩おにぎりを買っていた。 同じ時間にコンビニに行くので店員さんもいつも同じ。 その店員さんが今日は初めて話しかけてきた。 「はい、シンプルで好きなんですよ。」 「いつも塩おにぎり買われていますよね、僕も好きです。」 「私はここのコンビニの塩おにぎりが一番好きです。」 「「白くて艶があってお米の一粒一粒が美味しい」」 塩おにぎりの話になり店員さんと言葉が重なった。 「ふふふ」 「ははは」 どちらともなく穏やかな笑いがコンビニに響く。 「いつも、ありがとうございます!」 「また来ますね。」 この穏やかな空気がとても好きになった。
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