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チュパカブラvsアナコンダゾンビ
「お、美味しい」
アランもドーナツを食べるのは始めてではないが、この店のドーナツの美味しさには驚いた。甘いものは苦手なはずのアランだが、早くも宗旨変えするかもしれない。
「ふふふ……」
アナスタシアは優雅に微笑んだ。アランは耳まで真っ赤になる。アナスタシアはアランの反応を楽しんでいるのかもしれない。意外に小悪魔な性格だ。
キャンプ場の近くには軍の秘密基地があった。
そこでは秘密裏に研究が行われていた。
なぜキャンプ場の近くに秘密基地があるのかといえば、ある事件がきっかけであった。
チュパカブラという謎の生物がキャンプ場に来ていた若者達を襲ったのだ。
その事実は国が隠蔽し、キャンプ場は閉鎖され、チュパカブラ捕獲作戦、通称「チュパカブラプロジェクト」のために秘密基地が設けられたのである。
軍はチュパカブラの調査と、極秘実験をこの秘密基地で行っていた。
が、今日に限って大変な事が起きた。とある薬品の実験の最中、実験動物が逃げ出したのだ。
「エイムズ、どうする!?」
「ジョン、俺達はキャンプ場へ行こう! キャンプに来てる人達に、被害があったら俺達は銃殺だ!」
「そいつはコトだぜ!」
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