2.恋は甘くて苦い 彰浩×美琴

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あの日以来、たまにあきくんから連絡をもらって会う事はあったが、もちろんお付き合いをしてるわけでもないし、あきくんほどかっこいい人なら、私なんか釣り合うはずがないと、自分からは連絡したことはなかった。 「なに?」 コーヒーを飲む姿さえ様になる、あきくんの瞳にドキンとする。 「いろいろアドバイスありがとうございました。相談してたあの会社から内定もらいました」 私の言葉に、あきくんはカップを置くと、目を大きくして笑顔になる。 「やったな美琴!」 そういうと私の頭にポンポンと触れる。それすらドキンと胸が音を立てる。 「うん。これでホッとした」 私はそんな心の内を悟られないように、平静を装うと言葉を発した。 「あの会社なら安定してるし、もう倒産する不安とかないぞ」 自分の事のように喜んでくれるあきくんに、私もうれしくなり笑顔を向ける。
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