1.咲き誇る花のように恋したい 光輝×麻衣

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「結衣?」 その相手が結衣だと分かり、私はギュッと胸が締め付けられる。 「結衣、まさか昔の俺とのふざけた会話、麻衣に話した?」 結衣の返事は聞こえないが、こうちゃんがうなだれるのが分かった。 「麻衣、結衣が変わってほしいって」 こうちゃんにスマホを渡され、私は一瞬それを受け取るのを躊躇した。 「誤解を解かせて?」 誤解……? その意味が解らず、おそるおそる私はスマホを受け取った。 「もしもし?」 あまりにも急展開に私は全く状況が解らないまま、結衣の言葉を待った。 「お姉ちゃん?ごめん!あの時の言葉ずっと信じてたの?」 え? 「どういうこと?」 「私と光輝付き合ってなんかいないの」 「え?」 何?それ? 私はその言葉にずっと振り回されてきた。 「お姉ちゃんが少しでも光輝の事意識しないかな……って思って言ったんだけど、お姉ちゃん光輝のことまったく興味がなかったでしょ?」 興味が無いようにわざとしてたのよ……。
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