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1.プロポーズ
「なあ、美琴。」
「んー、何?」
「俺たち、結婚しねぇ?」
「あー?血痕?」
「いや、それ、違う。結婚だ、結婚。」
「それは…ひょっとして、夫婦になるってやつ?」
「そう、それ!」
「それってなんか私にメリットある?」
「ある、ある。」
「どういう?」
「美琴は今まで通り、趣味に勤しんでも俺なら問題ない。」
「なるほど…。で、忍も今まで通り趣味に勤しんでも、私なら問題ないってことか。」
「そうそう、つまりはお互いウィンウィンだろ?」
「うん!乗った!結婚しよ!!」
「おう!じゃあ、妻!これからよろしく。」
「こっちこそ、これからよろしく!夫!」
悲願の千組目の夫婦はこんな始まりだった。
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