横断歩道

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 (のど)が焼けるように、切ない。いつまでも続くと信じていた、幸せの日々に、たった今別れを告げる。  ユキは振り返ったけれど、そのまま行ってしまった。きっと私とユキは、これからも変わらず、友達のままだろう。  (こら)えきれなかった嗚咽(おえつ)は、車の行き交う音に()き消された。  ……これでよかったんだ。  横断歩道の向こう側を、ぼんやりと見つめた。
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