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「ここで待っててくれない?」
「いいけど、なんで?」
「高田くんに呼び出されちゃった」
ユキは同じクラスの高田に誘われて、すぐにでも飛んでいきそうなくらい、興奮している。正直待つのは嫌だったけれど、断れないし、ついて行くのも変だ。
「りょーかい。ここで待ってる」
「ほんとごめんね! すぐ戻るから」
申し訳なさそうに走っていったユキを見つめて、転びそうで心配になる。
1人残された私は、何をして暇を潰そうか、と頭を悩ませた。コンビニの前で待つのは迷惑になりそうで、自動ドアの前に立つ。
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