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その頃、少年は朝食探しのため自宅近くを歩いていました。森なので、少し歩くだけで木の実がたくさん採れます。
背負った籠に実を放っていると、どこからか泣き声が聞こえることに気付きました。
それも近くです。こんな辺鄙な場所で、こんな鮮明に人の声を聞くのはいつ振りでしょう。
少年は、吸い込まれるように声の方へと向かいます。
それは本当に近くだったようで、主を直ぐに見つけることが出来ました。
そこには、白い髪の少女がいました。
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