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20XX年。時代は宇宙開発が進み、火星が未来の居住区になっていく兆しを見せている。
「ほしな! 進路調査になんて書いたの?」
休み時間の高校の教室。私は友達に進路について訊かれる。
「もちろん火星の開発!」
私、新田星菜もそこに携わる人間になることを夢見ている。
「やっぱり星菜は宇宙かー、でかいねー」
「規模ぱないねー」
友達のりさとゆりこが感心する。
「もう宇宙人を受け入れてる地区もあるみたいじゃん、それもぱない」
そう、今は宇宙人も何種類かが確認されていて移り住む種族も多い。時代はSFの世界を飛び越えようとしている。
「高校で彼氏できなかったら宇宙人と付き合おうかなぁ」
「ああ! めっちゃあり!」
二人が彼氏の話をし出す。
「星菜って彼氏いたっけ?」
「へ? いないよ」
りさに降られる。
「星菜相変わらず恋愛の話しないよね?」
「うーん、結婚にはちょっと興味あるけど彼氏はなんだかなーって思うんだ」
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