物語の世界

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「まもなく本野中学校前、本野中学校前です。」 アナウンスを聞いた私は、 本を鞄にしまい、電車を降りる。 駅から徒歩10分程の所にある学校までの道には、 私と同じ服を着た学生で溢れている。 その中に知っている顔を見つけ、私は声をかける。 同じクラスの晶子(あきこ)だ。 簡単な挨拶を交わした後、 私達は先週実施されたテストの話題に花を咲かせながら、一緒に学校に向かっていた。 「そういえば、テストの結果が貼り出されるの、今日からだったよね。 一緒に見に行こうよ。」 晶子の提案により、私達は貼り出しを一緒に見に行く事にした。
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