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白地に緑色の文字でデカデカと『安全第一』と書かれている。
「今回、三人の作業員が被害にあっている。これ以上、被害者を増やしてはならない、そうだろ、監督?」
「そ、それは……」
作業員たちの視線が監督に集まる、そこには訴えかける物があった。
「……もちろんだ」
青年はほほ笑んだ。
「それでは私たちを見守っていてください。
申し遅れましたが私は鬼多見悠輝といいます。
よろしくお願いします」
口調を改めて言うと青年、鬼多見は監督と作業員たちに頭を下げ、刹那たちを促して詰め所を出た。
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