第四章 もう止められない

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「ところで…お前も買うか?1レース大穴狙い…」 「ソレってズルいじゃないですか?神サマが結果判ってて買うのって…」 「フン…お前も随分運気好転したからな。それのご祝儀みてぇなもんだろうよ?よかったな、潤がアゲ○ンで!!」 「ちょ…ちょっと!!アズマさん!仮にも女神サマなんだから、そんな下品なこと言わないでくださいよ!!」 「バーロー!仮ってなんだよ、仮って!!ったくお前らはホントに態度がよろしくねー奴らだな」  群集のなか、アズマと言い争いながらも亮の笑顔は生き生きとしていた。三ヵ月後に戻ってくる潤と、これからはずっと一緒に暮らして必ず幸せになってみせる…。  いちいち報告しなくても、きっとアズマは知っているはずだ。 と、亮は心のなかでそう思った。 ende
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