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「いや、そんなんじゃないけど。子供の時は気にはなっていたかもしれない」
「やっぱり、なんとなくわかった」
「裕太、飲み会をセッティングしてくれよ」
平太はそう言ってからビールを飲み干した。
「その予定だよ。東京の女の子を何人か紹介してもらおうよ。勿論、飲み会があれば寛太も来るよな」
「いや、俺は行けるかどうかわからない」
「は?当然参加だろう。雪子も来るんだよ。なにか雪子と会うとまずいことでもあるのか」
「そんなことはないよ。仕事が最近、忙しいのだよ」
「その日だけ休みをもらえばいいだろう」
「まあそうなんだけど」
「他に来れない理由が何かあるのか」
「いや、何もない」
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