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「そうだね。急に一緒に住むのは難しいことかもしれない。子供の夢と大人の現実はかなりの解離があるということだね。しょうがないことだけど」
雪子は悲しい表情をする。
「貫太君はわかってない。私はあなたと結婚する夢を子供の時から胸に秘めて必死に守ってここまで来た。それなのに大人の現実とは子供の夢と違うからということで片付けないでほしい。それはあまりに酷い」
「じゃあどうすれば良いのさ」
「それは自分で考えて。子供の時からのお互いに一緒に考えた夢のことなのだから」
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