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寛太はご飯を食べ終わるとすぐに自転車を漕いで港の見える公園まで来た。新潟市内では比較的大きな公園だ。
家からは自転車で10分ぐらいの距離だ。
公園は太陽の燦々とした光が降り注いでいる。ジョギングやウォーキングを
している人が何人も通り過ぎていく。
公園の真ん中に大きな川が流れている。
公園を真っ二つに割ったかのように見える。
その川に橋がかかっており、その周辺には木目調のベンチが等間隔に並んでいる。
寛太は木目調のベンチに座り、先程ポケットに仕舞った写真を取り出した。
「確かにここで撮った写真だったよな。間違いない」
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