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それと同時に自分の声とは思えないほどの高い声が零れた。
え、今のおれの声……?
ふと、龍ケ崎さんの手の動きが止まっていることに気付いた。
チラリと龍ケ崎さんを見ると……。
それはそれは大変愉快そうに笑っていらっしゃいました……。
「へぇ、ここで感じるのか?」
マズい、これは変なスイッチ入れちゃったヤツでは……!?
圧倒的威圧感を出して不良を追い払ったはずのこの男は、嬉々としておれの胸を集中的に触り始めた。
「ふ、ざけんな……んっ」
「嫌がってる割にはずいぶん反応いいなぁ?」
「んっ……はーなーせぇ……!」
胸の先に触れられるたびに身体がピクリと跳ねる。
頭の中は冷静でも口から漏れる言葉はなんだかふにゃふにゃしてる。
なんとかここから逃げ出さないと、なんて考えてるうちに龍ケ崎さんの手はズボンの中まで侵入してきた。
「しっかり勃ってるな」
おれのモノに下着越しに触れていけしゃあしゃあとそんなことを言う。
「だ、誰のせいだと……!」
「俺だな」
満足気にさも同然のように答えられてしまった。
俺だな、じゃねぇよ!
何が目的だよ、ヘンタイかよ!
頭の中でツッコミを入れてる間に龍ケ崎さんはおれのモノを下着越しに撫でる。
「ちょっ……!それダメッ」
あ、これ本格的にダメなやつ!
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