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店長が何やら、忙しそうにしていた。用事を言われて、黙々とチラシを折っていた。
「寒いねー陵ちゃん。」
「ほら、陵ちゃんこんなに冷たいじゃない。」
手を握られて、すかさず、ふりほどいたがこの二人きりは、いただけない。
「はい、上着」
おじ様のかおりがした。
急に人の気配が覆い被さって来た。
安藤さんだった。
上着をとって、他の暖かいものを渡された。
「はい、ちょっと話そう。」
安藤さんは、店長に何か話をして、その場を離れた。
店長はというと、怪訝そうな顔をしてすぐに
「あ、そうなの?早く言ってよ。陵ちゃん」
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